2018年9月24日、北米研究図書館協会(ARL)が、“Code of Best Practices in Fair Use for Software Preservation”を公開しました。
デジタルファイルへの継続的なアクセスや、デジタル技術の変遷を明らかにすることを目的とした古い技術や仕様のソフトウェアの合法的なアーカイブを実施するにあたっての、フェアユースの適用に関する指針を示したもので、法律や技術の専門家の支援を受けて作成されたものです。
指針では、図書館員、アーキビスト、キュレーター等のソフトウェア保存担当者がフェアユースを適用できる5つの状況を示しています。
Software Preservation Best Practices in Fair Use to Help Safeguard Cultural Record, Advance Research(ARL,2018/9/24)
http://www.arl.org/news/arl-news/4629-software-preservation-best-practices-in-fair-use-to-help-safeguard-cultural-record-advance-research#.W6xft1ISV1E
Code of Best Practices in Fair Use for Software Preservation [PDF: 30ページ]
http://www.arl.org/storage/documents/publications/2018.09.24_softwarepreservationcode.pdf
参考:
北米研究図書館協会(ARL)、ソフトウェアの保存とフェアユースに関する報告書を公開
Posted 2018年2月13日
http://current.ndl.go.jp/node/35475
ソースコードのアーカイブ“Software Heritage archive”がオンラインで公開
Posted 2018年6月15日
http://current.ndl.go.jp/node/36176
E1820 – 研究用ソフトウェアの持続可能性
カレントアウェアネス-E No.307 2016.07.14
http://current.ndl.go.jp/e1820