2018年2月2日、国際図書館連盟(IFLA)が、欧州連合(EU)が実施しているフェイクニュースに関するパブリックコンサルテーションへ回答したと発表し、その内容を公表しています。
パブリックコンサルテーションは、現在フェイクニュースに対して行なわれている取組や、それらの効果を高めるための必要性を検討したり、様々なタイプのフェイクニュースに対処するための新しい取組を導入したりする際の評価に役立てることを目的に2017年11月23日から2018年2月23日までEUが実施しているものです。
IFLAの回答は、人々が、リテラシーがあり、批判的な見方ができるというスキルを持つことが唯一の持続可能な対処方法であるとし、図書館はそのことを実現するための不可欠な存在で、そのようなものとして支援される必要がある事や、規制や政府の介入は必要ではないことを強調した内容となっています。
Libraries, Media and Information Literacy Only Sustainable Response to Fake News(IFLA,2018/2/2)
https://www.ifla.org/node/25805
EU Consultation on Fake News [PDF:6ページ] (IFLA,2018/2/2)
https://www.ifla.org/files/assets/hq/topics/info-society/documents/ifla_response_to_eu_consultation_on_fake_news_final.pdf
関連:
Public consultation on fake news and online disinformation(EU)
https://ec.europa.eu/info/consultations/public-consultation-fake-news-and-online-disinformation_en
参考:
国際図書館連盟、インフォグラフィック「偽ニュースの見極め方」の世界の図書館での活用例を紹介するレポートを公開
Posted 2017年8月21日
http://current.ndl.go.jp/node/34538