2017年11月14日、国際図書館連盟の主題分析及びアクセス(Subject Analysis and Access)分科会は、同分科会のジャンル・形式用語ワーキンググループが2017年2月に実施した国立図書館のジャンル・形式用語の実務に関する調査の報告書“IFLA Survey on Genre Form Practices in National Libraries”を公開したと発表しています。
77館から回答があり、報告書の“Conclusion”では、
・76%の館で、ジャンル・形式用語もしくはジャンル・形式用語を含む用語を使用しているもしくはその計画がある
・多くの館で少なくとも1つの独自のジャンル・形式用語を開発している
・多くの館で採用するのに適切であったり翻訳可能な既存の用語を調査している
・分野別の複数のジャンル・形式用語を用いている館もある
・多言語の用語の使用もしくは開発の計画がある館もある
といったことが指摘されています。
Reports from the IFLA Genre/Form Working Group(IFLA,2017/11/14)
https://www.ifla.org/node/17255
IFLA Survey on Genre Form Practices in National Libraries(IFLA)
https://www.ifla.org/files/assets/classification-and-indexing/ifla_genre_form_survey_report_20171110.pdf
参考:
CA1869 – ジャンル・形式用語の動向 ―米国議会図書館の取組みをはじめとして― / 柴田洋子
カレントアウェアネス No.327 2016年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1869