Jisc、英国における研究データ公開インフラストラクチャに関するレポートを公開

英JiscのOpen Research Data Taskforceは、2017年6月30日付けで、英国における研究データ公開のためのインフラストラクチャに関するレポート”Research Data Infrastructures in the UK”を公開しました。このレポートは同タスクフォースによる初めてのレポートです。

レポートでは英国等における研究データ公開のためのインフラストラクチャの概況を、研究助成機関や大学等の政策、プラットフォームに関する技術・ツール、各分野における習慣等の側面から扱っています。Open Research Data Taskforceは今後、2018年中に2つめのレポートを公開する予定であり、そこでは更なる支援を要する領域等に関する提言を扱う予定であるとのことです。

Research Data Infrastructures in the UK
http://www.universitiesuk.ac.uk/policy-and-analysis/research-policy/open-science/Documents/ORDTF%20report%20nr%201%20final%2030%2006%202017.pdf

The Open Research Data Task Force(Jisc)
http://www.universitiesuk.ac.uk/policy-and-analysis/research-policy/open-science/Pages/open-research-data-task-force.aspx

参考:
E1925 – オープンサイエンス基盤研究センターの新設について カレントアウェアネス-E No.327 2017.06.22
http://current.ndl.go.jp/e1925

E1871 – 研究データの法的相互運用性:指針と実施のガイドライン カレントアウェアネス-E No.317 2016.12.22
http://current.ndl.go.jp/e1871

E1869 – 研究データ共有によるイノベーションの創出<報告> カレントアウェアネス-E No.316 2016.12.08
http://current.ndl.go.jp/e1869

CA1818 – 研究データ共有時代における図書館の新たな役割:研究データマネジメントとデータキュレーション / 池内有為 カレントアウェアネス No.319 2014年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1818