美術館長協会(AAMD)、著作権のある美術作品や美術関連資料を美術館が利用する際のガイドラインを公開

美術館長協会(Association of Art Museum Directors:AAMD)が、2017年3月29日付けで、著作権のある美術作品や美術関連資料を美術館が利用する際のガイドラインを公開しました。

美術作品の展示や展示図録の作成、オンラインコレクションの利用などの際に留意すべき事項や具体例、フェアユースなどについて解説しています。具体例のひとつとして、“lV. Specific Examples”に“E. Archives and Other Special Collections”が挙がっており、所蔵するアーカイブや特別コレクションの全体をデジタル化する際の問題について解説されています。

Standards & Practices(AAMD)
https://www.aamd.org/standards-and-practices

Guidelines for the Use of Copyrighted Materials and Works of Art by Art Museums(PDF: 49ページ)
https://www.aamd.org/sites/default/files/document/AAMD_Fair%20Use_%20FINAL%203_24_17%20-%20Guidelines%20for%20Copyrighted%20Materials%20and%20Works%20of%20Art.pdf

参考:
College Art Association、視覚芸術のフェアユースにおけるベストプラクティスの基準を刊行
Posted 2015年2月13日
http://current.ndl.go.jp/node/27970

E1265 – ARLが米国の大学図書館等におけるフェアユースの基準を公表
カレントアウェアネス-E No.210 2012.02.23
http://current.ndl.go.jp/e1265