2017年5月19日、日本図書館協会(JLA)は、学校史などの地域資料の破損被害について、調査の結果を公表し、声明を発表しました。
JLAは、学校史などの地域資料の被害状況について、5月11日に47の都道府県立図書館に、各都道府県下の公立図書館の被害状況について、5月17日までに回答するよう依頼しました。
その結果、5月19日19時現在、回答があった47都道府県のうち、27都道府県が被害があったと回答しました。被害館数は65館、被害冊数は合計356冊、被害ページは合計2,484ページとなっています。
また、JLAは、5月19日付でJLA理事長名義の声明を発表しました。地域資料という貴重な資料が破損されたことは誠に残念であるとして、図書館資料を人々の共有財産として大切に扱い、後世の人々に伝えられるようお願いしています。
地域資料等の破損被害について(JLA, 2017/5/19)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx?itemid=3310
地域資料等の破損被害について(声明)
http://www.jla.or.jp/demand/tabid/78/Default.aspx?itemid=3309
<プレスリリース20170519>地域資料等の破損被害について(PDF: 1ページ)
http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/content/information/pressrelease20170519.pdf
学校史などの被害状況調査について(2017年5月19日 19時現在)(PDF: 1ページ)
http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/content/information/enquete20170519-2.pdf
参考:
CA1180 – 図書の切り取りとその対処法 / 藤田英樹
カレントアウェアネス No.223 1998.03.20
http://current.ndl.go.jp/ca1180
日本図書館協会、『公立図書館における「アンネの日記」破損事件について(声明)』を発表
Posted 2014年2月25日
http://current.ndl.go.jp/node/25552
文部科学大臣、図書館での「アンネの日記」被害に関して所見を発表
Posted 2014年3月6日
http://current.ndl.go.jp/node/25647