2016年12月7日、英国図書館(BL)は、デジタル化資料を閲覧するための新しいビューアを導入したことを発表しました。
このビューアは、高度なカスタマイズが可能でIIIF規格に準拠している、文化遺産のデジタル化資料などを閲覧するためのオープンソースソフトウェア“Universal Viewer”を利用しています。
一部の資料の全文検索、サムネイル画像によるナビゲーション、資料へのリンクのコピーなどの機能が新たに可能となっています。資料の画像やPDFファイルとしてのダウンロードや、ウェブページへの埋め込みも可能で、ズームや回転の機能も改善されています。近く、モバイル端末やタブレット端末からのアクセスへの反応も改善されるとのことです。
この新しいビューアに対応する資料は、来年にかけて増えていくとしています。
There’s a new viewer for digitised items in the British Library’s collections(BL, 2016/12/7)
http://blogs.bl.uk/digital-scholarship/2016/12/new-viewer-digitised-collections-british-library.html
Universal Viewer(Digirati)
http://digirati.com/labs/universal-viewer/
参考:
ハーバード大学図書館のデジタルリポジトリサービスのビューワ、IIIF規格とオープンソースのMiradorを用いたものに更新
Posted 2016年3月22日
http://current.ndl.go.jp/node/31066
米・スタンフォード大学図書館、オンライン目録及び保存リポジトリに画像データへのアクセス強化のための新機能を追加:IIIF規格に準拠
Posted 2016年9月1日
http://current.ndl.go.jp/node/32436
NDLラボ、国立国会図書館デジタルコレクションの絵や図を含むページをサムネイル画像で一覧できる「国デコImage Wall」を公開
Posted 2016年8月22日
http://current.ndl.go.jp/node/32356