米国デジタル公共図書館(DPLA)、サービス・ハブを4拠点追加(イリノイ州・ミシガン州・ペンシルバニア州・ウィスコンシン州)

2015年8月28日、米国デジタル公共図書館(DPLA)の州単位のサービス拠点であるサービス・ハブを4拠点追加したと発表しています。

4拠点は以下の通りです。

・イリノイ州
イリノイ州立大学、シカゴ公共図書館、“Consortium of Academic and Research Libraries of Illinois (CARLI)”、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校が分担して担当し、炭鉱の文献、退役軍人による第二次世界大戦の写真、地域のヘルスケアの文献の収集を計画している。

・ミシガン州
ミシガン大学、ミシガン州立大学、ウェイン州立大学、ウェスタンミシガン大学、“Midwest Collaborative for Library Services”、ミシガン図書館が分担して担当し、自動車産業、歴史的重要な料理本、南北戦争の日記をカバーする。

・ペンシルバニア州
テンプル大学、ペンシルバニア州立大学、ペンシルバニア大学、“Philadelphia Consortium of Special Collections Libraries (PACSCL)”と連携しているペンシルバニア自由図書館、“Pennsylvania Academic Library Consortium (PALCI)”が担当し、ペンシルバニアでの公民権運動、初期アメリカの歴史、ピッツバークの鉄鋼業についてをカバーする。

・ウィスコンシン州
ウィスコンシン大学マディソン校と連携している“Wisconsin Library Services (WiLS) ”、ミルウォーキー公共図書館、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校、ウィスコンシン州の公共教育部、ウィスコンシン歴史学会が担当し、アメリカ公民権運動の“Freedom Summer”とウィスコンシンの多様性、ネイティブアメリカンの生活についての文献を収集する。

DPLA Welcomes Four New Service Hubs to Our Growing Network(DPLA,2015/8/28)
http://dp.la/info/2015/08/28/dpla-welcomes-four-new-service-hubs-to-our-growing-network/

参考:
米国デジタル公共図書館(DPLA)、スローン財団とナイト財団の助成金を得てサービスハブの拠点を拡大へ
Posted 2015年6月29日
http://current.ndl.go.jp/node/28778

米国デジタル公共図書館(DPLA)のサービス・ハブの拡大に、全米人文科学基金(NEH)より助成
Posted 2015年3月24日
http://current.ndl.go.jp/node/28208