CHORUSが運用開始後最初の8カ月間の進捗レポートを公開

2015年4月2日、公的助成研究成果のパブリックアクセスに向けた官民連携イニシアティブ“Clearinghouse for the Open Research of the United States(CHORUS)”が、2014年夏に運用を開始してからの最初の8カ月間の進捗レポートを公開しました。

同レポートによればCHORUSはこれまでに約75,000本の、パブリックアクセスを求める機関から助成を受けた論文について調査し、24,000本は既にパブリックアクセスとなっているとのことです。また、助成機関のうち米エネルギー省とは連携を開始しており、米科学財団等とも連携の予定があるとしています。

CHORUS Progress Report, April 2015(CHORUS、2015/4/2付け)
http://www.chorusaccess.org/chorus-progress-report-march-2015/

CHORUS Reports on Significant Progress as US Agencies Focus on Public Access Policy Implementation(CHORUS、2015/4/2付け)
http://www.chorusaccess.org/chorus-reports-on-achievements-for-first-seven-months-of-operations/

参考:
CHORUSに米国化学会(ACS)等が新たに参加、署名した機関は100以上に
Posted 2014年9月30日
http://current.ndl.go.jp/node/27123

出版社・学協会が公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けた官民イニシアティブ”CHORUS”を提案(米国)
Posted 2013年6月11日
http://current.ndl.go.jp/node/23696

CLOCKSSとCHORUSが提携、公的助成を得た研究成果への長期的なアクセスの保障へ
Posted 2015年3月31日
http://current.ndl.go.jp/node/28255