国際複製権機構連合(International Federation of Reproduction Rights Organisations:IFFRO)による2025年12月22日付けのニュース記事で、ノルウェーの著作権管理団体であるKopinorとノルウェー国立図書館が、同国の新聞のコンテンツをAIモデルの学習に利用可能とする協定を締結したことが紹介されています。
記事によると、この協定により、ノルウェー国立図書館はノルウェー語及びサーミ語の言語モデル開発のために、発行から一年以上が経過した新聞のコンテンツにアクセス可能となるとあります。この取組を支援するため、ノルウェー政府から年間約4,500万ノルウェー・クローネ(約6億9,800万円)が支出されるとしています。
開発されたモデルは、AIサービスの基盤として官民を問わず自由に利用可能となる見込みで、最初のモデルは2026年初めに公開予定とされています。
IFRRO member Kopinor signs historic agreement on newspaper content for AI in Norway(IFRRO, 2025/12/22)
https://ifrro.org/page/article-detail/ifrro-member-kopinor-signs-historic-agreement-on-newspaper-content-for-ai-in-norway/
Historisk avtale om avisinnhold til kunstig intelligens(Kopinor, 2025/12/19)
https://www.kopinor.no/nyheter/historisk-avtale-om-avisinnhold-til-kunstig-intelligens
参考:
オランダ国立図書館(KB)、オランダ語の言語モデルの開発に取り組むプロジェクトGPT-NLに協力 [2025年10月03日]
https://current.ndl.go.jp/car/259121
スウェーデン政府の2026年度予算案に、スウェーデン国立図書館(NLS)における人工知能(AI)の開発費が盛り込まれる [2025年09月19日]
https://current.ndl.go.jp/car/258350
井尻和雅, 里見航. 海外の国立図書館におけるAIの利活用について. カレントアウェアネス. 2025, (366), CA2094, p. 10-14.
https://current.ndl.go.jp/ca2094
