2025年12月4日、研究評価改革の推進のための有志連合(CoARA)と研究評価に関するサンフランシスコ宣言(DORA)が、研究評価改革の更なる推進のための共同声明を発表しました。
2025年12月にコペンハーゲン(デンマーク)で開催された研究評価改革に関する会議“EU Presidency High-Level Conference on Reforming Research Assessment”での議論を経て取りまとめられたものです。
声明では、より透明で公平な研究評価は研究の質を高めるという共通認識の下、これまでDORAとCoARAの両イニシアチブが相互に補完しつつ活動を進めてきたことが紹介されています。今後、CoARA運営委員会へのDORAのオブザーバー参加等を始め、様々な形でより緊密に連携していくこと、他の関連するイニシアチブの活動も補完しつつ、世界中の研究機関を支援していくこと等が表明されています。
Shared Principles, Shared Progress: CoARA & DORA in Collaboration(CoARA, 2025/12/4)
https://www.coara.org/news/project-news/coara-dora-in-collaboration/
Shared Principles, Shared Progress: DORA & CoARA in Collaboration(DORA, 2025/12/4)
https://sfdora.org/2025/12/04/dora-coara-in-collaboration/
参考:
研究評価改革の推進のための有志連合“CoARA”、参加機関数が600機関に [2024年01月19日]
https://current.ndl.go.jp/car/209074
E2561 – 欧州における「研究評価の改革に関する合意」とその展開
カレントアウェアネス-E No.438 2022.12.08
https://current.ndl.go.jp/e2561
E2753 – 研究評価における定量的指標の使用に関するDORAの手引きの意義
カレントアウェアネス-E No.492 2024.12.05
https://current.ndl.go.jp/e2753
