2025年11月4日、独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所が、文化財害虫のニュウハクシミが確認された博物館等に対して防除用キットの無償提供を開始すると発表しました。
同取組は、ニュウハクシミが2022年に国内で初めて生息が確認され、当時5都道県だった分布域が、2025年9月末時点で19都道府県まで拡大しており、全国的に対応が求められている状況にあることを踏まえて開始するものとあります。
キットの申込みは、同日より、東京文化財研究所ウェブサイト内の特設ページから受け付けるとしています。
文化財害虫ニュウハクシミの国内分布域拡大の現状とベイト剤・設置箱無償配布のお知らせ(東京文化財研究所, 2025/11/4)
https://www.tobunken.go.jp/info/pressrelease/2025/1104/
ベイト剤と設置紙箱のサンプル無償配布について(東京文化財研究所)
https://www.tobunken.go.jp/ccr/pest-search/taisho_mesod/application_templates.html
参考:
東京文化財研究所、文化財害虫を調べられるウェブサイト「文化財害虫検索」を公開 [2024年04月05日]
https://current.ndl.go.jp/car/218056
