2025年10月8日付けで、米・ネブラスカ大学リンカーン校が、同大学図書館が主導するプログラム“Libraries Course Materials”を紹介する記事をウェブサイトに掲載しました。
このプログラムでは、学生は図書館の蔵書から教科書やその他の教材にアクセスすることが可能であり、ユーザーライセンス無制限の電子書籍も利用できるとあります。これまでに学生にもたらした節約効果は、総額300万ドル以上に上るとされます。
また、このプログラムの拡大の可能性を探るために同大学図書館が実施しているパイロット調査の紹介もなされており、これまで同プログラムを利用していなかった27の講義のうち、24の講義では、図書館が支援するリソースに切り替えることで学生の負担を軽減できる可能性があると分かったことなどが述べられています。
Libraries pilot expands access to no-cost course materials, saving Huskers millions(Nebraska Today, 2025/10/8)
https://news.unl.edu/article/libraries-pilot-expands-access-to-no-cost-course-materials-saving-huskers-millions
Libraries Course Materials(University of Nebraska–Lincoln)
https://libraries.unl.edu/using-libraries/borrowing-libraries/libraries-course-materials/
参考:
国立情報学研究所(NII)、OERリポジトリ(試行版)を公開:大学が開発した教材の横断検索が可能に [2024年05月23日]
https://current.ndl.go.jp/car/220311
SPARC Europe、欧州の高等教育機関の図書館等におけるオープンエデュケーションに関する調査報告書(2023年版)を公開 [2024年04月16日]
https://current.ndl.go.jp/car/218674
