2025年10月13日、米国内の国立公園の看板等のアーカイブに取り組むプロジェクトSave Our Signsが、“Save Our Signs Archive”を公開しました。
Save Our Signsは、図書館職員、歴史家、データ専門家等によって立ち上げられたプロジェクトで、米国の公共データの保護・保全に取り組むData Rescue Project等と提携し、全米の国立公園の標識等のアーカイブに取り組んでいます。
米国では、「米国史に真実と理性を取り戻す」（Restoring Truth and Sanity to American History）とした大統領令第14253号に基づき、内務長官が公園内の「過去及び現在の米国人を不適切に貶める」看板等について報告するよう人々に呼びかけたことを受けて、不適切とみなされた看板等が撤去等されているとあります。こうした事態を受け、Save Our Signsでは、国立公園から姿を消してしまうかもしれない看板、展示物、解説文等のデジタルアーカイブ構築に取り組んでいるとあります。
公開されたSave Our Signs Archiveには、ボランティアによって撮影された看板等の写真が国立公園ごとに掲載されています。掲載されている写真はパブリックドメインとなっており、再利用可能とあります。
Launch of the Save Our Signs Archive（Save Our Signs, 2025/10/13）
https://sites.google.com/umn.edu/save-our-signs/project-updates
The Save Our Signs Archive（Save Our Signs）
https://sos-sandbox.s3.us-east-2.amazonaws.com/sos-public-viewer/viewer.html
Save Our Signs: Celebrate All-American History（Save Our Signs）
https://sites.google.com/umn.edu/save-our-signs/home
関連：
DCPD-202500408 – Executive Order 14253—Restoring Truth and Sanity to American History（GovInfo）
https://www.govinfo.gov/app/details/DCPD-202500408
※大統領令第14253号に関するページです。
参考：
米国の公共データの保護・保全に取り組むData Rescue Projectの運営委員会へのインタビュー（記事紹介） [2025年08月26日]
https://current.ndl.go.jp/car/257313
米国の公共データの保護・保全に取り組むData Rescue Project、ポータルサイト“Data Rescue Project Portal”を開設 [2025年06月25日]
https://current.ndl.go.jp/car/254703
