文部科学省、平成25年度学術情報基盤実態調査の結果を発表

2014年3月25日、文部科学省が、平成25年度「学術情報基盤実態調査」の結果を公表しました。

調査結果のポイントとして、以下が示されています。

大学図書館編
・学生の主体的な学修のベースとなる図書館の機能強化の一環として、「アクティブ・ラーニング・スペース」(※1)を整備する図書館数が306館となり、昨年(226館)より35%増加しています。
・高額となっている外国雑誌・電子ジャーナル購入に係る経費の確保が引き続き多くの大学(全体の79.7%)で課題として挙げられています。

コンピュータ及びネットワーク編
・大学内の情報システムの一部または全部を学内の情報センターや学外施設に集約してクラウド化し、運用している大学は、全大学の62.8%(486大学)で、昨年度(429大学)より57大学増加しています。増加の背景には、サーバやシステムの集約化によるコスト削減や、学外のデータセンター等を活用することによる災害時等のバックアップ機能の強化等のメリットがあると見られます。
・教育へのICT 活用として、講義のデジタルアーカイブ化を実施している大学は、全大学の23.9%(185大学)であり、MOOC(※2)等の取組の前提となる双方向の参加が可能な講義として配信している大学は2.6%(20大学)です。

平成25年度「学術情報基盤実態調査」の結果報告について(文部科学省, 2014/3/25付)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/03/1345298.htm

学術情報基盤実態調査(E-Stat)
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/NewList.do?tid=000001015878

学術情報基盤実態調査(旧大学図書館実態調査)
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/jouhoukiban/1266792.htm

参考:
文部科学省、平成24年度学術情報基盤実態調査の結果を発表
Posted 2013年3月27日
http://current.ndl.go.jp/node/23171