市民参加型翻刻プラットフォーム「みんなで翻刻」が6年ぶりにリニューアル公開:第二回古文書解読コンテストも開催中

2025年8月、市民参加型翻刻プラットフォーム「みんなで翻刻」が、6年ぶりにリニューアル公開されました。

今回のリニューアルにより、ユーザー自身が翻刻プロジェクトを立ち上げることが可能となったほか、参加者や運営者がコミュニケーションを取るためのユーザーフォーラム機能や、新たに搭載したAIによるくずし字認識の大幅な精度向上など、様々な改良がなされたとあります。

また、2025年8月2日から11月30日まで、リニューアル後の「みんなで翻刻」を用いて、長野県伊那市立高遠町図書館が所蔵する古文書資料を対象として翻刻を行う「第二回:古文書解読コンテスト」も開催されています。

みんなで翻刻
https://honkoku.org/

@yuta1984(X, 2205/8/2)
https://x.com/yuta1984/status/1951625660260340091
※開発者の橋本雄太氏(国立歴史民俗博物館)によるXでの紹介ポスト(一連のポストの最初のもの)です。今回のリニューアルによる新機能や改善点が紹介されています。

古文書解読コンテスト
https://www.komonjo-contest.com/

賞金総額25万円。第二回:古文書解読コンテスト8月1日スタート!最新AI機能を使って全国の参加者と古文書解読バトルを楽しもう!(PR Times, 2025/7/23)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000163863.html

参考:
E2353 – みんなで翻刻:歴史資料の市民参加型翻刻プラットフォーム
カレントアウェアネス-E No.408 2021.02.18
https://current.ndl.go.jp/e2353

市民参加型翻刻プラットフォーム「みんなで翻刻」がリニューアル公開:AIによる「くずし字」自動認識機能を搭載 [2019年07月22日]
https://current.ndl.go.jp/car/38633

合同会社AMANE・長野県伊那市・みんなで翻刻プロジェクト、「地域資料デジタルアーカイブの公開にむけた包括的連携協定」を締結 [2024年09月25日]
https://current.ndl.go.jp/car/225913