紙の本のない公共図書館の図書館員に一問一答(記事紹介)

2014年2月11日付けの米Library Journal誌オンライン版に、米テキサス州ベア郡サンアントニオの公共図書館“BiblioTech”のHead Librarian、Ashley Eklof氏へのインタビュー記事が掲載されています。BiblioTechは電子書籍端末等のみを備え、紙の本を所蔵しない公共図書館として注目を集めています。

インタビューは一問一答形式で構成されています。はじめ開館から数カ月経っての利用者の反応について尋ねられたEklof氏は、当初は完全にデジタルな図書館は人々にあまり受け入れられないのではないかと思っていたものの、実際には予想外に好評であったとしています。その理由として、Eklof氏はタブレット端末や電子書籍端末は既に人々の間で受けられており、BiblioTechのような図書館が受けいられる下地もできていたのではないか、としています。

記事ではそのほかに「BinlioTechにもっともよく寄せられる疑問は?」など、7つの質問に対する受け答えが掲載されています。

Who Needs Books? A Q&A with the ‘Bookless Library’ Head Librarian(Library Journal、2014/2/11付け)
http://lj.libraryjournal.com/2014/02/technology/who-needs-books-a-qa-with-the-bookless-library-head-librarian/

参考:
E1487 – 紙の本のない公共図書館“BiblioTech”が米国に誕生 カレントアウェアネス-E No.246 2013.10.10
http://current.ndl.go.jp/e1487

米国テキサス州に、まったく本のない公共図書館「Biblio Tech」が開館
Posted 2013年9月17日
http://current.ndl.go.jp/node/24382