The Digital Shift(Library Journal誌)の2014年2月11日付けの記事で、図書館のメイカースペースを通じて義手を手に入れたカンザス州のMatthew少年のエピソードが紹介されています。
Matthew少年は生まれつき右手の指の一部が欠けていたものの、家計が厳しく、一般に販売されている義手を購入することはできずにいました。そこである教員がMatthew少年の母親にRobohandという、3Dプリンタで作製できる義手を紹介し、Johnson County’s Central Resource Libraryに新たに設置されたメイカースペースの3DプリンタによってMatthew少年はRobohandを手に入れることができたとのことです。現在、Matthew少年はこの義手を使ってペンを握り、文字を書くこともできるそうです。
Kansas Boy Gets New Hand, Created at a Library Makerspace(The Digital Shift、2014/2/11付け)
http://www.thedigitalshift.com/2014/02/k-12/library-innovation-leads-new-hand-kansas-boy/
Robohand
http://www.robohand.net/
参考:
図書館におけるメイカースペースに関する調査 回答館の41%はメイカースペースを提供、利用料金をとる図書館も
Posted 2013年12月17日
http://current.ndl.go.jp/node/25095
米国公共図書館のメイカースペースに関する最近の話題 infoDOCKETまとめ
Posted 2013年9月24日
http://current.ndl.go.jp/node/24423
E1378 – 様々な創作活動を育む場所―メイカースペースを公共図書館に カレントアウェアネス-E No.229 2012.12.28
http://current.ndl.go.jp/e1378