米国大学出版協会が大学出版局と図書館の協力に関する調査結果を発表

2014年1月14日、米国大学出版協会(Association of American University Presses:AAUP)が、大学出版局と図書館の協力に関する調査結果”Press and Library Collaboration Survey”を公表しました。この調査は2012年5月に、AAUPと北米研究図書館協会(ARL)のメンバー機関である42の図書館及び41の大学出版局に対して行われたアンケート調査と、2013年5月に18のアンケート回答機関に対して行われた電話によるフォローアップインタビューの結果とのことです。

サマリーによると、主な調査結果は以下の通りです。

1.65%の回答機関が図書館の出版プログラムは重要なサービスになりつつあると回答している。
2.69%の回答機関が、図書館出版の取り組みは、査読学術専門誌へのサービスを新たに考案するよりも出版局の出版活動を補完すべきと考えている。
3.95%の回答機関が、出版局と図書館は学術出版が直面する問題について話し合う必要があると考えている。
4.回答機関は学内にある多くの出版事業のうちのいくらかは知っていたが、大部分の回答機関はその数や規模を知らなかった。
5.多くの図書館は出版局に対してサポートを提供しているが、資金提供をしているケースは11%のみで、53%はデジタル処理やメタデータ、保存サービス、無料オフィス等の資金提供以外のサービスを提供している。

Successful Press-Library Collaborations Rely on Complementary Skills, Resources, and Missions (AAUP, 2014/1/14)
http://www.aaupnet.org/news-a-publications/news/1094-library-press-collaboration-report

Library-Press Collaboration Survey (AAUP)
http://www.aaupnet.org/resources/for-members/data-collection-and-analysis/library-press-collaboration-survey