Journal of Medical Library Associationの2013年10月号に、“New activities and changing roles of health sciences librarians: a systematic review, 1990–2012”と題する論文が掲載されています。
この論文は、米国国立衛生研究所(NIH)のI. Diane Cooper氏によるもので、ヘルスサイエンス・ライブラリアンの活動と役割を、研究文献等システマティック・レビューにより明らかにするものです。レビューの対象は、1990年から2012年の期間に刊行された論文を対象に、MEDLINE、Library and Information Abstracts、Library Literature、Scopus、Web of Scienceを使用して検索しています。またこれらの文献にあらわれていないものも発見するため、米国医学図書館協会(Medical Library Association)のメーリングリスト(2008年~2012年)に投稿された求人情報もレビューしているとのことです。
アブストラクトによると、システマティック・レビューにより見出された役割としては以下のものがあったとのことです。
・embedded librarians (clinical informationist, bioinformationist, public health informationist, disaster information specialist等)
・systematic review librarian
・emerging technologies librarian
・continuing medical education librarian
・grants development librarian
・data management librarian.
また求人情報により見出された役割としては以下のものがあったとのことです。
・digital librarian, metadata librarian
・scholarly communication librarian
・translational research librarian
New activities and changing roles of health sciences librarians: a systematic review, 1990–2012(JMLA)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3794682/
本文pdf(10ページ)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3794682/pdf/mlab-101-04-268.pdf