2025年3月8日から9日まで、みんぱく創設50周年記念国際シンポジウム「22世紀のミュージアム―未来のコミュニケーション空間を創造する―」が、国立民族学博物館（大阪府吹田市）における会場参加とオンラインにより開催されます。
同シンポジウムでは、「デジタルヒューマニティーズ」、「デジタルヒューマニズム」、「デジタルヘリテージ」といったコンセプトを中心に、情報技術の発展に伴い出現してきたGIS、3DやAIなどの新しい技術と博物館の今後等について議論を進めるとあります。
主なプログラムは以下のとおりです。
●セッション1「知の循環を支える文化資源の基盤システム」（3月8日）
・基調講演
Harry Verwayen氏（the Europeana Foundation）、Helge Sognli氏（the Lillehammer Museum Foundation）
・基調講演
高野明彦氏（特定非営利活動法人連想出版）
・パネルディスカッション「22 世紀のミュージアムを支えるデジタルプラットフォーム」
進行：稲庭彩和子氏（国立アートリサーチセンター）
●セッション2「『デジタル技術＋人文科学』の今」（3月9日）
・3Dデータ編「次世代へ継承するデータを作るには」
発表：日髙真吾氏（国立民族学博物館）、Ekaterini Vlahos氏（University of Colorado Denver）、黃墨樵氏（中国故宮博物院）、Patrick Alders氏（Fabrique des Lumières）
・GIS+時間軸編「『これまで』のデータを『これから』に」
発表：福井弘道氏（中部大学）、渡部展也氏（中部大学）、菊澤律子氏（国立民族学博物館）、大内啓樹氏（奈良先端科学技術大学院大学）
●セッション3「メディアとしての博物館をデザインする」（3月9日）
・パネルディスカッション1「博物館でのコミュニケーション」
パネリスト： Sujatha Raman氏（The Australian National University）、田村俊作氏（石川県立図書館館長）、広瀬浩二郎氏（国立民族学博物館）、千々岩恵子氏（手話＆ろう博物館準備委員会委員）、ウスビ・サコ氏（京都精華大学）
・パネルディスカッション2「22世紀のミュージアム」
パネリスト：落合陽一氏（筑波大学）、ウスビ・サコ氏（京都精華大学）、柏岡秀紀氏（国立研究開発法人情報通信研究機構）、吉田憲司氏（国立民族学博物館長）
参加費は無料で、定員は会場参加が400人、オンラインが500人（いずれも先着順、要事前申込み）です。日英同時通訳及び日本語–日本手話通訳があります。
みんぱく創設50周年記念国際シンポジウム「22世紀のミュージアム―未来のコミュニケーション空間を創造する―」（国立民族学博物館）
https://www.minpaku.ac.jp/ai1ec_event/54839
https://www.minpaku.ac.jp/assets/posts/ai1ec_event/54839/2025030809_flyer.pdf
※二つ目のURLはチラシ[PDF：2ページ]です。
参考：
国立民族学博物館（みんぱく）、「国立民族学博物館50年史アーカイブズ」を公開 [2024年10月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/226251
