2024年12月20日、国立国会図書館(NDL)は、第35回保存フォーラムを東京本館(東京都千代田区)において開催します。
テーマは「被災資料への対応―水害からの資料救済を中心に―」です。図書館及び博物館からの水損資料の救済事例の紹介や、水損資料の救済方法及び災害発生時に現場で求められる資料救済マネージメントの解説を通して、水害による被災資料の救済に対する理解と実践力を高めることを目指します。
主なプログラムは次のとおりです。
●報告1「川崎市市民ミュージアム被災収蔵品レスキューについて」
佐藤美子氏(川崎市市民ミュージアム学芸室長)
●報告2「水害等により被災した図書館資料救済への取組」
眞野節雄氏(日本図書館協会資料保存委員会前委員長)
●報告3「水害時の資料救済方法とその考え方」
天野真志氏(国立歴史民俗博物館准教授)
●報告4「水損資料救済への備え―国立国会図書館東京本館の取組―」
倉橋哲朗(収集書誌部司書監、IFLA/PACアジア地域センター長)
●質疑応答
定員は80人(先着順)です。参加費は無料ですが、事前の申込みが必要です。
第35回保存フォーラム(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/event/events/preservationforum35.html
参考:
E2687 – 第34回保存フォーラム:フィルムと写真<報告>
カレントアウェアネス-E No.477 2024.04.11
https://current.ndl.go.jp/e2687