2024年10月30日、Ithaka S+Rが、生成AIと学術出版に関する調査報告書“A Third Transformation? Generative AI and Scholarly Publishing”を公開しました。
これは、2024年1月にIthaka S+Rが公表した学術出版のデジタルトランスフォーメーションや共有インフラに関する報告書“The Second Digital Transformation of Scholarly Publishing: Strategic Context and Shared Infrastructure”の補足資料として作成されたものです。
出版者、図書館員、研究者等の学術コミュニケーションの主要な関係者が、生成AIが自らの業務やプロセスをどのように変えると考えているかを調査したもので、各界から12人の主導的立場の人にインタビュー調査が実施されました。今回の調査では、執筆、査読、編集、科学的な発見は全て、より簡単で迅速になるとし、生成AIによって出版プロセス全体の効率性が向上するという点で見解が一致したとしています。
What Does Generative AI Mean for Scholarly Publishing? (Ithaka S+R, 2024/10/30)
https://sr.ithaka.org/blog/what-does-generative-ai-mean-for-scholarly-publishing/
Bergstrom, Tracy; Ruediger, Dylan. A Third Transformation? Generative AI and Scholarly Publishing. 2024.
https://doi.org/10.18665/sr.321519
参考:
Ithaka S+R、学術出版のデジタルトランスフォーメーションや共有インフラに関する報告書を公開 [2024年02月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/209804
生成AI、ChatGPT、Google Bard:学術出版への影響と可能性に関する評価(記事紹介) [2023年08月22日]
https://current.ndl.go.jp/car/190717