Europeana、文化遺産の3Dモデルと著作権に関する研究報告書を公開

2024年8月26日付けのEuropeana Proの記事で、Europeanaによる文化遺産の3Dモデルと著作権に関する研究報告書の公開について紹介されています。

Europeanaでは2021年の欧州委員会による「文化遺産のための欧州共通データスペースに関する勧告」を受けて、モニュメントや歴史的建造物等の文化遺産を3D形式でデジタル化した3Dモデルの公開に力を入れています。

記事によると、同研究はEuropeana上で公開されている3Dモデルに対する権利表記を適切なものにすることで、3Dモデルへのアクセス、共有、再利用を促進することを目的として実施されました。

報告書では、3Dモデルと著作権及びその他の権利との関係性について分析した上で、Europeana上で公開されている3Dモデルのデータや権利表記の現状に関する調査結果及びこれらを踏まえた推奨事項について論じられています。

3D Models and Rights Management report(Europeana Pro, 2024/8/26)
https://pro.europeana.eu/post/3d-models-and-rights-management-report

参考:
欧州委員会、欧州の文化遺産の3DデータをEuropeana上で公開 [2024年05月17日]
https://current.ndl.go.jp/car/219952

欧州委員会(EC)、有形文化遺産の3Dデジタル化における基本原則等を示した報告書を公開 [2020年09月15日]
https://current.ndl.go.jp/car/42005

E2477 – 文化遺産のための欧州共通データスペースに関するEC勧告
カレントアウェアネス-E No.431 2022.03.03
https://current.ndl.go.jp/e2477