米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、米国内の図書館及びアーカイブの活動支援のために総額約2,250万ドルの助成を実施

2024年7月25日、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、米国内の図書館とアーカイブを支援するための85件の取組に対する総額 2,253万3,904ドルの助成の実施を発表しました。

IMLSの助成は、2024年度中に「図書館に対する全国リーダーシップ補助金プログラム(National Leadership Grants for Libraries Program)」と「ローラ・ブッシュの21世紀図書館員プログラム(Laura Bush 21st Century Librarian Program)」の二つのプログラムを通して行われます。

「図書館に対する全国リーダーシップ補助金プログラム」は、図書館・アーカイブズ分野の重要な課題に取り組み、米国民へのサービス等の強化が期待できるプロジェクトへの支援として実施されるものです。2024年度は50のプロジェクトに対して総額1,320万6,160ドルの助成が行われています。

「ローラ・ブッシュの21世紀図書館員プログラム」は、米国民の多様な学習・情報ニーズに対応できる次世代の図書館員養成への支援として実施されるもので、2024年度は35のプロジェクトに対して総額932万7,744ドルの助成が行われています。

IMLS Announces $22.5M Investment in U.S. Library and Archival Services Initiatives (IMLS, 2024/7/25)
https://www.imls.gov/news/imls-announces-225m-investment-us-library-and-archival-services-initiatives

参考:
米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、国内の図書館およびアーカイブの活動支援のために総額約2,000万ドルの助成を実施 [2023年08月03日]
https://current.ndl.go.jp/car/186108

E2511 – 米国博物館・図書館サービス機構の2022-2026年度戦略計画
カレントアウェアネス-E No.438 2022.07.07
https://current.ndl.go.jp/e2511

豊田恭子. 米国のIMLSが戦略的5か年計画で描くこれからの図書館像-地域変革における触発機能-.
カレントアウェアネス. 2021, (348), CA2000, p. 16-19.
https://current.ndl.go.jp/ca2000