米国学校図書館協会(AASL)が”School Libraries Count!”の2012年度調査の結果が公表されています。この調査は2007年より毎年実施しているオンライン調査であり、2012年1月から3月にかけて行われたオンライン調査をまとめたものです。
今年度の調査ではオンラインのコンテンツに対するフィルタリングの導入についても尋ねており、これによると、回答のうち98%がフィルタリングを導入しているとしており、フィルタリングを導入している学校のうち88%が、生徒だけでなく職員に対してもフィルターを掛けており、56%は職員へのフィルターが生徒へのものと同じレベルのものであるとのことです。
教育的なウェブサイトの他、有益なソーシャルネットワークツールへのアクセスも制限されており、教育者のカリキュラムの作成や協同の活動の妨げになっていることが示唆されているとしています。
Filtering in schools creates disconnected educators(ALA Press Release 2012/11/16付け)
http://www.ala.org/news/pr?id=11865
School Libraries Count!
http://www.ala.org/aasl/researchandstatistics/slcsurvey/slcsurvey
School Libraries Count! (PDFファイル 16ページ)
http://www.ala.org/aasl/sites/ala.org.aasl/files/content/researchandstatistics/slcsurvey/2012/AASL-SLC-2012-WEB.pdf