2024年6月18日、研究助成機関のコンソーシアムであるcOAlition Sが、英国の研究評価制度“Research Excellence Framework”(REF)の新たなオープンアクセス(OA)方針案に対して、意見を提出したと発表しました。
REFを共同運営する英国の四つの研究助成機関は、2024年3月18日から6月17日まで、REFの次期評価に適用するOA方針案に関して意見招請を実施していました。
発表では、新方針案で示されている要件は、他の欧米の資金提供者が策定しているOAポリシーに遅れをとっていると指摘し、ジャーナル記事等のエンバーゴ廃止、オープンライセンスの導入と機関リポジトリでの公開、長編の学術出版物のエンバーゴの短縮などについて検討すべきとしています。
cOAlition S urges the four UK higher education funding bodies to adopt a stronger Open Access policy for the next Research Excellence Framework(Plan S, 2024/6/18)
https://www.coalition-s.org/coalition-s-urges-the-four-uk-higher-education-funding-bodies-to-adopt-a-stronger-open-access-policy-for-the-next-research-excellence-framework/
参考:
英国学士院、研究評価制度“Research Excellence Framework”の新たなオープンアクセス方針案に対して意見を提出 [2024年06月20日]
https://current.ndl.go.jp/car/221777