2024年7月3日、研究助成機関のコンソーシアムであるcOAlition Sが、将来の学術コミュニケーションシステムの構築に向けた新提案“Towards Responsible Publishing”に対する意見募集の結果をまとめたレポートを、リポジトリのZenodo上で公開しました。
cOAlition Sは、2023年10月に“Towards Responsible Publishing”(「責任ある出版に向けて」)をウェブサイト上で公表しました。これは、将来の学術コミュニケーションシステムが目指すべきビジョンと、これを実現するために研究助成機関が利害関係者と協力して遂行するべきミッションを提案したものです。
2023年11月から2024年3月にかけて、同提案に対する意見募集が実施され、研究者や研究機関、学術団体、出版者などから約1万1,600件の回答が寄せられたとあります。
cOAlition S welcomes the findings from the consultation on the “Towards Responsible Publishing” proposal(cOAlition S, 2024/7/3)
https://www.coalition-s.org/coalition-s-welcomes-the-findings-from-the-consultation-on-the-towards-responsible-publishing-proposal/
“Towards Responsible Publishing”: Findings from a global stakeholder consultation(Zenodo)
https://doi.org/10.5281/zenodo.11243942
参考:
オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、「責任ある出版に向けて: cOAlition Sからの提案」を公開:cOAlition Sによるオープンアクセス出版に関する文書の翻訳 [2024年02月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/209787
cOAlition S、研究者コミュニティ主導型の学術コミュニケーションシステム構築に向けた提案“Towards Responsible Publishing”を公表 [2023年11月08日]
https://current.ndl.go.jp/car/195163