宮城県考古学会が刊行している『宮城考古学』第14号で、「東日本大震災の記録(1)-文化財の被害とレスキュー-」という特集が組まれており、特集には以下の21本の論文が掲載されています。
・特集によせて 辻 秀人
・宮城県考古学会東日本大震災対策特別委員会の活動 藤沢 敦
・宮城県における文化財の被災状況と被災文化財の救済活動 小谷 竜介
・東日本大震災における歴史資料保全活動-大震災から1年間の宮城資料ネットの活動- 蝦名 裕一
・気仙沼市における文化財の被害と復興 幡野 寛治
・石巻市における収蔵施設等被災状況と文化財レスキューについて 芳賀 英実
・東日本大震災と文化財行政の対応~東松島市の事例~ 佐藤 敏幸
・内陸部における東日本大震災の文化財被害状況と対応~栗原市の場合~ 安達 訓仁
・大崎市の被災状況と復旧・復興への取り組み 高橋 誠明
・東日本大震災による七ヶ浜町の被災文化財 田村 正樹
・多賀城市の文化財被害状況とレスキュー活動の記録 高倉 敏明・村松 稔
・仙台城跡における東日本大震災の被害と対応の現状 工藤 哲司
・2011年3月11日の東北大学考古学研究室とその後 鹿又 喜隆
・東日本大震災における岩沼市の文化財等被害状況報告 川又 隆央
・「東日本大震災の記録」~亘理町の事例~ 菅野 達雄
・東日本大震災に伴う山元町内の文化財等の被災状況について 山田 隆博
・村田町の文化財レスキューと歴史的建造物の被害調査 石黒 伸一朗
・東日本大震災体験記-蔵王町の文化財被害対応とレスキュー活動への参加 鈴木 雅
・東北学院大学による「石巻市鮎川収蔵庫」資料の救援活動について 加藤 幸治
・東日本大震災と文化財についての備忘録 佐川 正敏
・文化財レスキューに参加して 菅野 智則
また、上記の特集論文のほかに、5本の論文と資料紹介と博物館紹介が掲載されています。
『宮城考古学』第14号 目次
http://www.k5.dion.ne.jp/~mkouko/kaishi14.html
宮城県考古学会:被災文化財の特集号 (毎日jp 2012/6/26付けの記事)
http://mainichi.jp/feature/news/20120626dde018040022000c.html
参考:
『大学図書館研究』2012年3月号が小特集「東日本大震災と大学図書館」
http://current.ndl.go.jp/node/21070
文化庁の『月刊文化財』2012年4月号が「東日本大震災から1年を経過して」特集
http://current.ndl.go.jp/node/20529
「東日本大震災から1年を経て」特集の『情報管理』2012年3月号が公開
http://current.ndl.go.jp/node/20290