沖縄戦の実相を世界に伝える「沖縄平和学習アーカイブ」プレビュー版が公開

2012年6月20日に、「沖縄平和学習アーカイブ」のプレビュー版が公開されました。全コンテンツの正式公開は6月23日とされています。

この「沖縄平和学習アーカイブ」は、沖縄平和祈念資料館と沖縄公文書館から提供された資料や、360度パノラマ写真などをGoogle Earth上に統合表示した「多元的デジタルアーカイブズ」です。利用者は、Google Earth上で沖縄戦体験者の20人の証言と182点の沖縄戦の写真および地図資料を時間軸上で絞り込みながら閲覧することができるとのことで、これにより、沖縄戦に関する多面的で総合的な理解が可能となっています。また、今後ARアプリの配信も予定されているようです。

なお、「沖縄平和学習アーカイブ」は、これまで「ヒロシマアーカイブ」や「東日本大震災アーカイブ」を手掛けてきた、首都大学東京の渡邉英徳准教授の総合監修によるものです。

沖縄平和学習アーカイブ
http://peacelearning.jp/

「沖縄平和学習アーカイブ」プレビュー公開:全コンテンツは6/23に公開されます (wtnv.studio 2012/6/21付けの記事)
http://labo.wtnv.jp/2012/06/623.html

参考:
「東日本大震災アーカイブ」のiPhone・iPad用ARアプリ“eARthquake 311”公開
http://current.ndl.go.jp/node/19708

Google Earthを活用して広島原爆の実態を伝えるデジタルアーカイブ“Hiroshima Archive”が公開
http://current.ndl.go.jp/node/18663

長崎の被爆実態をデジタルアーカイブ化して提供する“Nagasaki Archive”が公開
http://current.ndl.go.jp/node/16590