東京藝術大学の学生によって結成された芸術団体Compasser.が、2023年12月15日から自由な図書館「ハコブネ」の本格運用を開始しました。
「ハコブネ」は、同学構内に立ち入りが可能な人なら誰でも利用することができる小さな図書館で、11月13日から音楽学部校地内の憩いスペースに仮設置されていましたが、今回本格的に運用を開始します。自由に本を借りたり、本を追加することができるほか、本の感想やおすすめポイントをCompasser.の公式SNSを通じて利用者と共有することが可能とあります。
同プロジェクトは、コロナ禍の完全オンライン講義等によって学生同士のつながりが希薄になってしまった同学の学生に「本」を通した交流を取り戻し、若者の書籍・読書離れに「気軽さ」という要素を持って取り組みたい、という想いによって企画されたとあります。
学生芸術団体「Compasser.」12月15日より藝大生が作る 自由な図書館『ハコブネ』に本を設置し運用開始（＠Press, 2023/12/19）
https://www.atpress.ne.jp/news/379527
藝大音楽学部の新たな図書館、「ハコブネ」の使い方・ご利用の際のおねがい（note, 2023/11/10）
https://note.com/compasser_/n/n0be122e9defd
藝大に新たな”憩い”を！小さな図書館「ハコブネ」、はじまります。（note, 2023/11/6）
https://note.com/compasser_/n/ne102576c0a82
参考：
E1854 – 「銭湯×図書館」が生み出す新たな可能性
カレントアウェアネス-E No.314 2016.11.10
https://current.ndl.go.jp/e1854
E1603 – 庭先の本棚 “Little Free Library”，世界へ，そして日本へ
カレントアウェアネス-E No.266 2014.09.11
https://current.ndl.go.jp/e1603
礒井純充. 新時代におけるマイクロ・ライブラリー考察. カレントアウェアネス. 2014, (319), CA1812, p. 2-6.
http://current.ndl.go.jp/ca1812
