米・マサチューセッツ工科大学出版局、オープンアクセス出版に関する白書を公開

2023年11月30日、米・マサチューセッツ工科大学出版局(MIT Press)が、オープンアクセス(OA)出版に関する白書”Access to Science and Scholarship: Key Questions about the Future of Research Publishing”を公開しました。

全体は2部構成で、パート1では、これまでのOA出版の概観がなされています。パート2では、学術出版におけるOAに関する新たな方針の影響の理解、検証、その影響に対する最善の準備のために、更に調査を進めるべき重要な課題について、6分野(アクセスとビジネスモデル、研究データ、プレプリントの出版、査読、研究者と大学のコスト、インフラストラクチャ)に分けて提示しています 。

New white paper “Access to Science and Scholarship: Key Questions about the Future of Research Publishing”(MIT Press, 2023/11/30)
https://mitpress.mit.edu/new-white-paper-access-to-science-and-scholarship-key-questions-about-the-future-of-research-publishing/

Access to Science and Scholarship: Key Questions about the Future of Research Publishing [PDF : 4MB]
https://assets.pubpub.org/d535ifal/Access%20to%20science%20and%20scholarship%20-%20MIT%20report%20v1.4-41701631814319.pdf

参考:
米・マサチューセッツ工科大学出版局、“Direct to Open”(D2O)モデルにより学術単行書等82点をオープンアクセスで公開すると発表:2023年分として [2023年08月25日]
https://current.ndl.go.jp/car/190798

E2518 – D2O:大学出版局と図書館の連携による学術単行書のOA化モデル
カレントアウェアネス-E No.439 2022.07.21
https://current.ndl.go.jp/e2518