2023年10月23日、Wiley社が、研究者のオープンアクセス(OA)の実践に関する調査結果を発表しました。
97か国625人の研究者を対象とした調査で、その結果、過去3年間に研究論文を出版したことがあると回答した人のうち75%がOAで出版していました。2021年の44%から増加しており、研究者にとってOAがより優先される出版の選択肢になりつつあることを示しているとしています。そのほか、OA出版に当たっての資金面等に関する調査結果についても報告されています。
Researchers on Open Access Practices(Wiley, 2023/10/23)
https://www.wiley.com/en-us/network/publishing/research-publishing/open-access/researchers-on-open-access-practices
Researchers Express Growing Enthusiasm About Open Access, New Wiley Survey Reports(Wiley, 2023/10/24)
https://newsroom.wiley.com/press-releases/press-release-details/2023/Researchers-Express-Growing-Enthusiasm-About-Open-Access-New-Wiley-Survey-Reports/default.aspx
参考:
Taylor & Francis社、研究者を対象とした学術情報流通に関する意識調査のレポートを公表 [2019年10月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/39371
浅井澄子. 論文公開手段としてのオープンアクセスジャーナルの有効性. カレントアウェアネス. 2022, (351), CA2013, p. 2-4
https://current.ndl.go.jp/ca2013
CA1977 – 動向レビュー:学術雑誌の転換契約をめぐる動向 / 尾城孝一
カレントアウェアネス No.344 2020年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1977