米・Library Journal誌(オンライン)に、2023年10月16日付けで、記事“Holding Steady:Placements and Salaries Survey 2022”が掲載されました。
記事では、米国の図書館情報学(LIS)課程修了生の就職と給与に関する2022年度の調査結果が紹介されています。
調査は、米国図書館協会(ALA)が認定する図書館情報学修士(MLIS)の学位授与機関37機関の卒業生1,256人からの回答を基にしています。2022年度卒業生では、就職した人のうち87%がフルタイムの職に就いているとあります。就職できなかった人は5%でした。また、フルタイムの初任給の平均は6万1,473ドル(約920万円)であり、COVID-19前の2019年の水準に戻ったと述べられています。
記事では、就職先や業務の内訳、地域・州や性別ごとの平均給与、学生の就職活動の様子等についても紹介されています。
Holding Steady | Placements and Salaries Survey 2022(LJ, 2023/10/16)
https://www.libraryjournal.com/story/news/holding-steady-placements-and-salaries-survey-2023?utm_campaign=LJXpress&utm_medium=email&_hsmi=278732323&_hsenc=p2ANqtz-_X8h5V8XzdnBejgDlrAdsO0BERo3Yccy-z1pB20TJxQ-GmRC4jIv5CJJpDf49el3wZjpQVnAj_w69qwDGjQdbk…
参考:
図書館情報学学位プログラムによって将来の図書館員は実社会の課題に十分に備えることができているのか?(記事紹介) [2023年06月15日]
https://current.ndl.go.jp/car/183594
北米研究図書館協会(ARL)、加盟図書館員の給与調査レポートの2021年版を刊行 [2023年03月03日]
https://current.ndl.go.jp/car/173490
米・ワシントン大学の図書館員によるストライキ(記事紹介) [2022年11月11日]
https://current.ndl.go.jp/car/47160
E2559 – 米国公共図書館の職員と多様性に関する調査
カレントアウェアネス-E No.448 2022.12.08
https://current.ndl.go.jp/e2559