米国議会図書館(LC)、書誌フレームワークの変革に向けた計画文書を公表

米国議会図書館(LC)が、2011年10月31日に、書誌フレームワークの変革の取り組みに関する計画を示す文書“Bibliographic Framework Initiative General Plan”を公表しました。2008年のワーキンググループの報告や2011年のRDAテストの結果等に基づき、現在のMARCに代わるフレームワークの要件等をまとめたもので、この計画についての意見・提案等を求めるとのことです。文書では、MARCフォーマットはインフラに深く組み込まれているが、技術の変化や資源記述方法の変化により、将来を見据えたデータ生成・交換の環境に移行する必要があるとし、そのアプローチについては、ウェブ環境、Linked Data、RDFを重視したものになるとしています。今後、諮問グループの組織やプロトタイプの開発等が予定されているようです。

A Bibliographic Framework for the Digital Age (LC 2011/10/31付けの情報)
http://www.loc.gov/marc/transition/news/framework-103111.html

A Bibliographic Framework for the Digital Age / Library of Congress Bibliographic Framework Initiative Generl Plan(PDF版)
http://www.loc.gov/marc/transition/pdf/bibframework-10312011.pdf

参考:
米国議会図書館(LC)、書誌フレームワークの変革の検討を開始へ
http://current.ndl.go.jp/node/18297

E1191 – 米国議会図書館(LC)等によるRDAテストの結果が公表される
http://current.ndl.go.jp/e1191

E749 – 書誌コントロールの将来WG,LCに最終報告書を提出
http://current.ndl.go.jp/e749

LCのWG報告書“On the Record”の日本語訳がNDLウェブサイトに掲載
http://current.ndl.go.jp/node/13638