2023年7月26日に開催された第33回科学技術・学術審議会情報委員会の配布資料が、文部科学省のウェブサイトで公開されています。
配布資料の中には、「オープンサイエンスの推進について（一次まとめ）（案）」も含まれています。
同委員会において、オープンサイエンスの実現に向けた現状の整理と課題の抽出が必要との認識のもと、オープンサイエンスの推進のために取り組むべき事項について検討したとしています。
案によると、「オープンサイエンスのプロセスの明確化」として、論文のオープンアクセス化と研究データの管理・共有・公開にかかるプロセスが述べられているほか、「オープンサイエンスの実装のための取組」として、研究機関におけるポリシーの策定、研究成果のプラットフォームの整備、オープンサイエンスを支える体制の整備が必要であるとしています。
また、プレプリントの利活用についても触れられています。
情報委員会（第33回） 配付資料（文部科学省）
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu29/siryo/1418998_20230726.html
【資料1-2】オープンサイエンスの推進について（一次まとめ）（案） [PDF : 325KB]
https://www.mext.go.jp/content/230726_mxt_jyohoka01_000031150_02.pdf
参考：
G7仙台科学技術大臣会合、オープン・サイエンス拡大に関する共同声明を採択 [2023年05月17日]
https://current.ndl.go.jp/car/181657
内閣府、「論文等のオープンアクセスについて（論点とりまとめ）」を公表：科学技術政策担当大臣等政務三役と総合科学技術・イノベーション会議有識者議員との会合の配布資料 [2023年06月14日]
https://current.ndl.go.jp/car/183389
科学技術・学術政策研究所（NISTEP）、「論文のオープンアクセスとプレプリントに関する実態調査2022：オープンサイエンスにおける日本の現状」を公開 [2023年04月28日]
https://current.ndl.go.jp/car/180963
E2468 – 大学における研究データポリシーの策定について＜報告＞
カレントアウェアネス-E No.429 2022.01.27
https://current.ndl.go.jp/e2468
