東京大学総合図書館所蔵サンスクリット写本データベースが正式公開

2023年7月12日付けで、東京大学附属図書館は、7月3日に「東京大学総合図書館所蔵サンスクリット写本データベース(Database for Sanskrit manuscripts in the UTokyo Library)」がSAT大蔵経テキストデータベース研究会により正式公開されたと発表しました。

発表によると、同データベースは、2021年9月に同研究会により公開された「東京大学総合図書館所蔵サンスクリット写本データベース貝葉写本先行公開版(Database for Sanskrit manuscripts in the UT Library Preliminary edition for Palm leaves)」に、新規撮影分を追加したもので、同館の貴重図書として指定されているサンスクリット写本を高精細で閲覧することができるとしています。

【総合図書館】サンスクリット写本データベースの正式公開(東京大学附属図書館, 2023/7/12)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/general/news/20230711

Database for Sanskrit manuscripts in the UTokyo Library
東京大学総合図書館所蔵 サンスクリット写本 データベース
Ver. 2023-07-03
https://dzkimgs.l.u-tokyo.ac.jp/ut_skt_manuscripts/

参考:
SAT大蔵経テキストデータベース研究会、SAT IIIF Image Serverをリリース [2021年11月26日]
https://current.ndl.go.jp/car/45247

SAT大蔵経テキストデータベース研究会、「東京大学総合図書館所蔵 サンスクリット写本 データベース」を公開:貝葉写本先行公開版 [2021年9月30日]
https://current.ndl.go.jp/node/44900

SAT大蔵経テキストデータベース研究会、聖徳太子御製とされる仏教典籍『勝鬘經義疏』のUnicodeとTEIに準拠したデジタル版を作成・公開 [2020年4月6日]
https://current.ndl.go.jp/node/40715

東京大学附属図書館・大蔵経研究推進会議・SAT大蔵経テキストデータベース研究会、デジタルアーカイブ「万暦版大蔵経(嘉興蔵)デジタル版」を公開 [2017年9月5日]
https://current.ndl.go.jp/node/34618

デジタル画像相互運用のための国際規格IIIFに準拠した、『大正新脩大藏經』図像編のデータベース「SAT大正蔵図像DB」が公開 [2016年6月6日]
https://current.ndl.go.jp/node/31740

CA1989 – 動向レビュー:IIIFの概要と主要APIバージョン3.0の公開 / 永崎研宣
カレントアウェアネス No.346 2020年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1989