2021年9月27日、SAT大蔵経テキストデータベース研究会が、「東京大学総合図書館所蔵 サンスクリット写本 データベース」を公開したと発表しました。
今回公開されたのは、東京大学総合図書館が所蔵するサンスクリット語の貝葉写本57件のデジタル画像6,342点です。発表の中で、画像はIIIFに準拠しており、メタデータはTEI(Text Encoding Initiative)ガイドラインのP5に準拠したものを作成したうえでIIIF Manifestに流し込んだと述べられています。
現在は貝葉写本のみが公開されており、今後は紙の写本の公開も進める予定とあります。
東京大学総合図書館所蔵サンスクリット写本のデジタル化公開(SAT大蔵経テキストデータベース研究会, 2021/9/27)
https://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/sanskritdb.html
当館の貴重図書であるサンスクリット写本のうち貝葉写本の画像が公開されました(東京大学附属図書館, 2021/9/28)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/general/news/20210928
参考:
E2400 – 人文学資料デジタル化の国際的な枠組みが日本語ルビを導入
カレントアウェアネス-E No.416 2021.07.08
https://current.ndl.go.jp/e2400
CA1989 – 動向レビュー:IIIFの概要と主要APIバージョン3.0の公開 / 永崎研宣
カレントアウェアネス No.346 2020年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1989