EIFL、2022年の年次報告書を公開

2023年5月15日、途上国において図書館を通じたデジタル情報へのアクセスを推進しているEIFL(Electronic Information for Libraries)が、2022年の年次報告書を公開しました。

2022 年、EIFLは37の発展途上国および移行経済国で活動したとあります。主な成果として、14の無料/低価格のオープンアクセス出版契約が利用可能となり、1,471人の著者が1,679の論文をオープンアクセスで出版したこと、ウガンダの27の公共図書館がトレーナー研修プログラムに参加したこと、208 の図書館が電子リソースへのリモートアクセスを可能にするサービスに加入したことなどが報告されています。

また、“Director’s Report”では、戦禍にあるウクライナへの支援活動についても触れられています。

2022 EIFL ANNUAL REPORT(EIFL, 2023/5/15)
https://www.eifl.net/news/2022-eifl-annual-report

2022 Annual Report(EIFL)
https://eifl.net/annual-report/2022/#glance
https://www.eifl.net/sites/default/files/AnnualReport/eifl_ar_2022_web_lr.pdf
※2つ目のURLはPDF版[PDF:24ページ]です。

参考:
国際図書館連盟(IFLA)とEIFL、図書館におけるインターネット等へのパブリックアクセスのインパクトに関する報告書を公開 [2022年12月09日]
https://current.ndl.go.jp/car/167637

ケニアにおけるオープンアクセスに関するEIFLの取組(記事紹介) [2021年10月14日]
https://current.ndl.go.jp/car/44990

EIFL、引用分析プラットフォームsciteと契約を締結 [2021年09月08日]
https://current.ndl.go.jp/car/44763

国際図書館連盟(IFLA)及びEIFL、TRIPS協定における後発開発途上国向け特例措置の延長を求める共同声明を発表 [2021年03月15日]
https://current.ndl.go.jp/car/43546

2020年におけるマラケシュ条約加盟国拡大の展開とEIFLによる条約加盟国に対する支援(記事紹介) [2021年02月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/43169

EIFL、2018年の年次報告書を公開 [2019年05月16日]
https://current.ndl.go.jp/car/38168

CA1800 – EIFL:その組織と活動 / 井上奈智
カレントアウェアネス No.317 2013年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1800