2023年4月20日、世界保健機構(WHO)は健康格差に関するデータリポジトリである”Health Inequality Data Repository”を公開したと発表しました。
発表によると、同リポジトリは、人々の健康決定要因に関する一般公開されたデータをまとめており、性別、年齢、居住地、教育水準、エスニシティ等の異なる集団間の健康格差に関して、経年で変化を追うことが可能であると説明されています。
同リポジトリは“UNICEF Data Warehouse”等の15以上のデータソースから提供された59のデータセットで構成され、約1,100万件のデータが収録されています。各データセットは “Health Equity Assessment Toolkit (HEAT)”というアプリケーションを通じて探索でき、ウェブサイト“Health Inequality Monitor”やAPIを通じてダウンロード可能であるとしています。
WHO releases the largest global collection of health inequality data(WHO, 2023/4/20)
https://www.who.int/news/item/20-04-2023-who-releases-the-largest-global-collection-of-health-inequality-data
WHO、世界規模の健康格差データ集を公開(日本WHO協会, 2023/4/24)
https://japan-who.or.jp/news-releases/2304-35/
Health Inequality Data Repository
https://www.who.int/data/inequality-monitor/data/
参考:
世界保健機構(WHO)と世界気象機関(WMO)、気候変動と健康に関するオープンアクセスプラットフォーム“climahealth.info”を公開 [2022年11月04日]
https://current.ndl.go.jp/car/47108
世界保健機構(WHO)、“COVID-19 Law Lab”の公開を発表:新型コロナウイルス感染症関連の法的資料を収集し共有 [2020年07月28日]
https://current.ndl.go.jp/car/41591