世界保健機構(WHO)と世界気象機関(WMO)、気候変動と健康に関するオープンアクセスプラットフォーム“climahealth.info”を公開

2022年10月31日、世界保健機構(WHO)と世界気象機関(WMO)が、英国のウェルカム・トラストの支援を受けて、気候変動と健康に関するオープンアクセス(OA)のプラットフォーム“climahealth.info”を公開しました。気候変動やその他の環境災害による健康リスクから人々を守るための実用的な情報へのニーズが高まっていることに対応するものと説明されています。

“climahealth.info”は、健康、環境、気候科学の学際的な利用者のための技術的な参照ポイントとなるように設計されたものと案内されています。利用者は、世界の専門家とつながり、今後のイベントやニュース、技術的リソース、学習ツール、ケーススタディ、ガイダンス、研究文書等を見つけることができます。また、国やテーマに焦点を当てて検索したり、気候サービス提供者のプロファイルやリソースを探したりすることができると説明されています。

また、今後ユーザーのニーズにこたえるため、数か月、数年にわたって新しいコンテンツの追加や機能の強化を行うとしています。

WHO and WMO launch a new knowledge platform for climate and health(WHO, 2022/10/31)
https://www.who.int/news/item/31-10-2022-who-and-wmo-launch-a-new-knowledge-platform-for-climate-and-health

WMO and WHO launch ClimaHealth portal(WMO, 2022/10/31)
https://public.wmo.int/en/media/news/wmo-and-who-launch-climahealth-portal

climahealth.info
https://climahealth.info/

参考:
クリエイティブ・コモンズら、オープンアクセスにより気候危機や生物多様性に関する知識へのアクセス向上を図るキャンペーンを実施
Posted 2022年9月2日
https://current.ndl.go.jp/node/46764

世界の大気汚染等に関する情報の透明性を向上させるPlume Labsが、世界の大気汚染に関する情報を提供する“World Air Map”を公開
Posted 2015年12月7日
https://current.ndl.go.jp/node/30145

世界保健機構(WHO)、“COVID-19 Law Lab”の公開を発表:新型コロナウイルス感染症関連の法的資料を収集し共有
Posted 2020年7月28日
https://current.ndl.go.jp/node/41591