韓国科学技術情報研究院(KISTI)、次世代論文投稿審査システムACOMS+を開始

2023年3月2日、韓国科学技術情報研究院(KISTI)は、次世代論文投稿審査システムACOMS+(AccessON Peer Review Management System Plus)を開始したことを発表しました 。

ACOMS+は 1999年以降提供してきたACOMSを継承しつつ、人工知能(AI)、ビッグデータなど最新技術を適用するシステムであるとし、韓国では初めて、審査委員、審査報告書などの審査過程が公開されるオープンピアレビュー機能の提供、学術誌と著者の選択に応じて論文の実験・分析データの投稿審査段階での提出、関連データ公開等の機能を備えているとしています。

KISTIは、ACOMS+と国家オープンアクセスプラットフォームAccessONを連携させ、論文の執筆、投稿、審査、出版、拡散といった学術出版全体を支援するとし 、現行のACOMSは2023末までとし、その後はACOMS+に移管するとしています。

차세대 논문 투고심사시스템 ACOMS+ 오픈(KISTI, 2023/3/2)
https://www.kisti.re.kr/promote/post/news/5982

ACOMS+
https://acoms.accesson.kr

参考:
韓国科学技術情報研究院(KISTI)、ブロックチェーンを活用したオープンピアレビューシステムの開発を発表 2020年12月17日
https://current.ndl.go.jp/car/42798

CA2001 – 動向レビュー:オープン査読の動向:背景、範囲、その是非 / 佐藤 翔
カレントアウェアネス No.348 2021年06月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2001