2023年2月24日、米国の非営利団体であるPEN Americaが、ウクライナとの連帯を示すオープンレターを公開しました。
ロシアによるウクライナ侵攻開始から1年が経過する日にあたって、犠牲者を悼むとともに、ロシアのウクライナ国民と文化に対する多角的な戦争についての非難を表明しています。
ロシア軍によるウクライナの作家やジャーナリストの殺害や誘拐も発生しており、ウクライナにおける自由な表現の場が攻撃されているとしています。しかし、ジャーナリスト、作家等は執筆を続けるなどしてウクライナの文化に貢献し、また翻訳者や報道機関のメンバーはウクライナの状況を世界に発信し続けているとあります。日記、エッセイ、詩、独立報道等は、戦争終結後のウクライナの再建の中心となるだろうと述べています。
オープンレターには各国のPENネットワークをはじめとする組織や個人が署名しており、ウクライナ国内外の作家、芸術家、ジャーナリストに生活支援を提供し、彼らがどこにいても芸術を創造し続けることができるようにすることができるよう、各国の政府に連帯を呼びかけています。
AN OPEN LETTER IN SOLIDARITY WITH UKRAINE ONE YEAR SINCE RUSSIA’S INVASION(PEN America, 2023/2/24)
https://pen.org/open-letter-in-solidarity-with-ukraine-one-year-since-russias-invasion/
参考:
ユネスコ、ウクライナで241の文化財が損壊と発表:12の図書館、18の博物館を含む
[2023年02月24日]
https://current.ndl.go.jp/car/173108
PEN America、攻撃を受けるウクライナの文化に関するレポート“Ukrainian Culture Under Attack: Erasure of Ukrainian Culture in Russia’s War Against Ukraine”を公開 [2023年01月05日]
https://current.ndl.go.jp/car/169496