2023年2月22日、ユネスコが、ロシアの侵攻開始以降にウクライナで241の文化財が損壊していることを発表しました。
2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻以降の文化財の被害状況の調査結果が更新されたもので、106の宗教施設、18の博物館、86の歴史的・芸術的価値のある建物、19のモニュメント、12の図書館が含まれています。
ウェブサイトでは、損壊した文化財について地域別に報告されています。なお、今回の発表時点では、ユネスコ文化遺産に登録されている文化財の被害はないと述べられています。
Damaged cultural sites in Ukraine verified by UNESCO(UNESCO,2023/2/22)
https://www.unesco.org/en/articles/damaged-cultural-sites-ukraine-verified-unesco?
参考:
ユネスコ、ウクライナで150を超える文化財が一部または全部破壊されたと発表 [2022年06月30日]
https://current.ndl.go.jp/car/46416
Google Arts & Culture、ウクライナの芸術・文化のコレクション“Ukraine is Here”を公開 [2022年12月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/167314
国際博物館会議(ICOM)、ウクライナの危機的状況にある文化遺産のリストを発表 [2022年11月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/167129
国際連合(UN)によるウクライナの文化財の被害状況の追跡調査:衛星によるビフォー・アフター画像を利用(記事紹介) [2022年11月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/47104
ロシアによるミサイル攻撃によって被害を受けたウクライナ・キーウの文化施設(記事紹介) [2022年10月14日]
https://current.ndl.go.jp/car/46991