東京大学大学院渡邉英徳研究室、ウクライナにおける史跡・文化遺産のデジタルアーカイブ“Museum of Ukrainian Victory” 3Dマップを公開

2023年2月24日、東京⼤学⼤学院情報学環の渡邉英徳研究室が、ウクライナにおける史跡・文化遺産のデジタルアーカイブである“Museum of Ukrainian Victory”3Dマップを公開したと発表しました。

発表によると、このデジタルアーカイブは,フォトグラメトリによる史跡・遺産のデジタルアーカイブ化に取り組む国際NPO“Pixelated Realities”とのコラボレーションであるとしています。

Pixelated Realitiesは、戦禍の影響で破壊された、または危機に瀕しているウクライナの史跡・文化遺産をデジタル保存する取り組みである“Museum of Ukrainian Victory”プロジェクトを行っており、同プロジェクトで収集されたフォトグラメトリデータを、3Dのストーリーマップとしてまとめたと述べられています。

「Museum of Ukrainian Victory」3Dマップの公開 (渡邉英徳研究室, 2023/2/24)
https://labo.wtnv.jp/2023/02/uavictory.html

“Museum of Ukrainian Victory” Map
https://uavictory.mapping.jp/

関連:
The Museum of Ukrainian Victory(Pixelated Realities)
https://pixelatedrealities.org/en/mouv/

参考:
ユネスコ、ウクライナで241の文化財が損壊と発表:12の図書館、18の博物館を含む [2023年02月24日]
https://current.ndl.go.jp/car/173108

Google Arts & Culture、ウクライナの芸術・文化のコレクション“Ukraine is Here”を公開 [2022年12月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/167314

国際博物館会議(ICOM)、ウクライナの危機的状況にある文化遺産のリストを発表 [2022年11月29日]
https://current.ndl.go.jp/car/167129

国際連合(UN)によるウクライナの文化財の被害状況の追跡調査:衛星によるビフォー・アフター画像を利用(記事紹介) [2022年11月02日]
https://current.ndl.go.jp/car/47104

CA2017 – 動向レビュー:文化機関における3次元計測・記録データの管理・公開の意義と課題 / 野口 淳 カレントアウェアネス No.351 2022年03月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2017