日本新聞協会など6団体が「日本版フェアユース」導入に反対の意見書を提出

日本文藝家協会、日本写真著作権協会、日本書籍出版協会、日本雑誌協会、学術著作権協会、日本新聞協会の6団体は、2010年1月20日に、著作権法上の「権利制限の一般規定規定」(日本版フェアユース)導入に反対する意見書を、この問題を検討している審議会の小委員会の委員あてに提出しています。
意見書の見出しは、<著作権法の目的を軽んじる「一般規定」には反対><形式的侵害についての議論は不十分><ウェブページの無断印刷は被害甚大><良質コンテンツの危機><「知財立国」との整合性>などとなっています。

「権利制限の一般規定」導入に関する意見書(日本新聞協会のサイト)
http://www.pressnet.or.jp/info/seimei/iken20100120.pdf

新聞協会など、日本版フェアユースに反対 「Webページの無断印刷は被害甚大」(2010/1/20付けITMediaNewsの記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1001/20/news096.html

新聞協会などがフェアユースに反対「Webページ印刷は被害甚大」(2010/1/21付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100121_343749.html

参考:
E895 – 「日本版フェアユース規定」導入の議論と図書館への影響
http://current.ndl.go.jp/e895

「日本版フェアユース」について審議会のワーキングチームが報告書を提出
http://current.ndl.go.jp/node/15675