PTAメンバーが働きかけ、学校図書館が“Librateria”になる「危機」を回避(米国)

米国ワシントン州に新たに設立されるある公立学校で、学校図書館をカフェテリアと共同利用のスペースに設ける建設計画が進んでいました。この事態に対し、PTAのメンバーが、「このような案では、学校図書館ではなく“Librateria”(LibraryとCafeteriaを足した造語)を作ることになる。子ども達には、1つの独立した施設として学校図書館が必要である」と主張し、教育委員会に働きかけを行いました。その結果、この主張が受け入れられ、計画は修正されることになったということです。関係者によると、このような“Librateria”計画は他にもあり、これを機会に、全米の学校図書館関係者は、図書館がそのうち時代遅れのものとなると信じている予算編成決定者を説得し、図書館が必須であることを理解してもらう必要がある、と語っています。

Washington Dad Foils Plan for School “Librateria”
– American Libraries 2008/11/19付けの記事
http://www.ala.org/ala/alonline/currentnews/newsarchive/2008/November2008/libraterianixed.cfm?persistent=&expy_dt=