ユネスコ、国連識字の10年(2003年~2012年)の中間報告を発表

2003年から2012年にかけての10年は、国連識字の10年(United Nations Literacy Decade)に指定されており、全世界で識字率を高めるための取組みがなされています。2008年10月6日、第63回国連総会の場でユネスコは、取り組みの成果の中間報告をまとめた報告書を発表しました。報告書によると、世界の成人識字率は、1985年から1994年の期間と2000年から2006年の期間とを比較すると、76%から83.6%へと上昇しており、このペースでいくと、2015年には成人識字率は87%に到達すると予想されています。しかし、南アジア、西アジア、サハラ以南のアフリカでは、上昇がスローペースとなっていること、識字問題に対する財政的支援が依然として不十分であることなどが、懸案事項となっているということです。

International efforts to meet literacy challenge insufficient, concludes UNESCO report
(ユネスコのニュースリリース)
http://portal.unesco.org/en/ev.php-URL_ID=43567&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

報告書(英語版)のURL
http://www.un.org/ga/search/view_doc.asp?symbol=A%2F63%2F172&Submit=Search&Lang=E