広島県立図書館が運行していた移動図書館船「ひまわり」が、日本海洋船舶工学会の「ふね遺産」に認定される

2021年7月5日、日本海洋船舶工学会が、広島県立図書館が運行していた移動図書館船「ひまわり」を「ふね遺産」第35号(現存船第14号)に認定したと発表しています。

歴史的で学術的・技術的に価値のある船舟類およびその関連設備を社会に周知し、文化的遺産として次世代に伝えるために同学会が行っている事業で、5月18日に開催されたふね遺産審査委員会での審議により第5回ふね遺産認定案件として認定されたものです。

同学会のページにおいて、移動図書館船「ひまわり」は「瀬戸内海の離島を巡回した広島県立図書館の図書館船である。全長14m、幅3.65m、深さ1.76m、総トン数19.75トン、速力約12ノットの木造船で、宇品港を拠点に19の島々に2か月に一度寄港した。移動図書館船として江田島造船所にて建造され、昭和36年に進水し、昭和56年まで20年にわたり活躍した。約1500冊の書籍や映像フィルムを保管し、約45万人が利用,約70万冊の本の貸出があった。航行距離は約9万キロに及んだ。」と紹介されています。

新着情報バックナンバー(日本海洋船舶工学会)
https://www.jasnaoe.or.jp/news/backnumber.html
※「2021.07.05 第5回 ふね遺産認定結果のお知らせ」とあります。

第5回 ふね遺産認定のお知らせ(日本海洋船舶工学会)
https://www.jasnaoe.or.jp/enlightenment/funeisan/05.html

関連:
広島県立図書館が運行していた移動図書館船ひまわり号について知りたい(レファレンス協同データベース)
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000182532