カレントアウェアネス-E
No.36 2004.05.19
E198
RedLightGreenの開発が第2段階へ
米国研究図書館グループ(RLG)は,昨年9月よりウェブ上で公開している新総合目録RedLightGreen(CA1503参照)パイロット版の開発が第2段階に入ったと,3月3日発表した。
RedLightGreenではRLG参加館の書誌レコード1億2,000万件以上が検索可能で,検索結果から各参加館のOPAC所在情報を参照することができるが,今回これに150万件の書誌レコードが追加されたほか,参照文献リストを作成する機能も加わった。これは,ニューヨーク大学等パートナー校の学生らからの意見や評価をもとに改良を加えてきた結果であり,今後もユーザーの要望により改良を続けていくつもりであるという。
その他にも,学部学生の調査・研究に有用かつ信頼性のある情報源を提供することを基本コンセプトとして開発が進められていることから,所蔵館数等によるランク付けや検索キーに関連した件名標目の表示,関連リンクとしてAmazon.comの在庫情報へのリンク,タイトルをGoogleで検索した結果の表示など,新しい試みが多くなされている。
Ref:
http://www.rlg.org/pr/pr2004-redlightgreen-march.html
http://www.rlg.org/en/page.php?Page_ID=435
http://www.redlightgreen.com/ucwprod/web/workspace.jsp
CA1503